荒川直子さんによる講演会

3月30日に東京女子医科大学にて行われました、荒川直子さんによる講演会のご報告です。
荒川直子さんは日本の薬学部卒業後、日本で薬剤師として7年間勤務された後渡英し、University College London School of PharmacyのMSc in Clinical Pharmacy, International Practice and Policyを主席卒業されました。その後は英国にて薬学教育を国際的・多角的に比較調査し博士課程を修了されています。今回の講演では、「Standards vs. Excellence in Practice: 医療従事者の将来はどこだ?」と題し、医療従事者のProfessional Developmentについてお話ししていただきました。
講演の中で、日本の多くの大学で重要視されているMinimum standards(患者さんの安全が確保される医療の最低ライン)ではなく、Lifelong learningを怠らずExcellence in practice(最高水準の医療)を目指すべきだという、より良い医療従事者になるために不可欠なものの見方を教えていただきました。
また、将来ニーズに合った医療を叶えるべく、参加者を2つのグループに分け、各々与えられたケース(例:新興住宅地、地方過疎地)で考えられるニーズとそれに応えるサービスの案を出し合い、グループ間で発表をして意見を交換しました。
最後に、良い医療従事者になるためには保健ニーズに応えることのできるCompetency(ニーズに合ったサービス提供に必要な知識・能力・態度・行動など)の獲得と保持が重要であると教えていただきました。それに必要なのがLifelong learningだということです。
現在の日本の医学教育ではなかなか気付くことのできないものの見方、人々の生活全体を取り巻く医療を行うより良い医療従事者に必要な姿勢を学ぶことができました。

荒川直子さんにいただいた講演のPowerPointはHPにアップロード致しましたので、こちらからどうぞ。

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